甘酸っぱい味わいで人気のいちごですが、すぐに傷んでしまい、上手に保存できないと悩んでいませんか?
いちごはデリケートな果物なので、生のまま保存するには工夫が必要です。この記事では、いちごを上手に保存する保存方法や、美味しさを長持ちさせるコツなどを解説します。
いちごの保存方法のポイント
あまり日持ちしないイメージがあるいちごですが、上手に保存するにはどうしたらいいのでしょうか。
ここからは、いちごの基本の保存方法を、4つのポイントに分けて解説します。
洗わない、ヘタを取らない
いちごの保存方法のポイント1つ目は、「洗わない、ヘタを取らない」ことです。
いちごは、とてもデリケートな果物です。水分にとても弱いため、水気が残ったまま保存してしまうと、カビや劣化の原因になります。また、ヘタを取って洗ってしまうと、断面から水が果肉に浸透してしまい、いちごの味が落ちてしまうそうです。
いちごの新鮮さをキープして保存したいなら、洗わず、ヘタを取らずに歩損するようにしましょう。
傷つけないように注意
いちごの保存方法のポイント2つ目は、「傷つけないように注意すること」です。
いちごはとても柔らかい果物なので、パックに入れたままにしておくと自重で果肉が潰れてしまうこともあります。表面に傷がつくと、そこから果肉が劣化して腐敗してしまうこともあるでしょう。
果肉を傷つけないためにも、いちごを保存するときはパックから取り出して保存容器に入れ、ヘタを下にして保存するのがおすすめです。
光を避ける
いちごの保存方法のポイント3つ目は、「光を避ける」ことです。
いちごは収穫後でも、光があたると光合成をしてしまいます。既に完熟しているいちごを購入した場合は、光を避けて保存しましょう。いちごにアルミホイルをかぶせておく方法がおすすめです。光だけでなく乾燥も防いでくれるので、いちごのみずみずしさをキープできるでしょう。
冷蔵で保存がおすすめ
いちごの保存方法のポイント4つ目は、「冷蔵で保存すること」です。
いちごは、収穫直後の新鮮なものに限り常温保存が可能です。しかし、スーパーなどで購入したいちごは、収穫してから時間が経過している可能性が高いので、基本的には冷蔵庫の野菜室で保存したほうがいいでしょう。野菜室であれば、いちごが冷えすぎることもなく、新鮮さをキープしたまま保存できます。
いちごの日持ちはどのくらい?
いちごは、購入したらなるべく早めに食べきった方がいいでしょう。でも、すぐに食べきれないときのために、保存期間の目安を知っておきたいですよね。
ここからは、いちごの日持ちについて、保存方法別に目安の期間を解説します。
2024年のいちご人気ランキング
※2024年4月のデータ冷蔵なら5日~6日間
冷蔵保存であれば、5日~6日程度保存が可能です。
まず、購入したいちごをパックから取り出します。水気がついていれば、キッチンペーパーなどで優しくふき取りましょう。
ヘタを下にした状態で保存容器にいちごを入れ、野菜室で保存します。この時、アルミホイルをかぶせるのもおすすめです。
冷凍なら1か月
冷凍保存であれば、1か月程度保存が可能です。
すぐに食べきれない場合は、長期保存できる冷凍がおすすめです。ただ、いちごは冷凍すると甘みが落ちてしまいます。そのまま冷凍しても問題ありませんが、甘みが気になるようでしたら砂糖をまぶしてから冷凍しましょう。
まず、ヘタがついた状態のいちごを、優しく洗います。水気を優しくふき取ってヘタを取り除き、保存袋に入れましょう。
保存袋の中に大さじ1杯の砂糖を入れて、冷凍庫で保存します。砂糖の量は、いちご1パックあたり大さじ1杯程度です。
食べるときは半解凍にして、シャーベットのように食べるのもいいでしょう。ジャムやスムージーの材料として使用するのもおすすめです。
余ったいちごを活用できるアレンジレシピ
余ってしまったいちごを、工夫して食べきりたい!そんなときは、アレンジレシピを活用しましょう。
ここからは、いちごを大量消費できる アレンジレシピをご紹介します。
いちご飴
アレンジレシピ1つ目は、いちご飴です。
ツヤツヤの見た目に、パリパリ食感のいちご飴。お子さんもきっと喜んでくれるはずです。
作り方をご紹介しましょう。
【材料】
- いちご 9粒
- 水 50cc
- 砂糖 150g
【作り方】
- いちごのヘタを取り除き、串に刺しておきます。
- 鍋に水と砂糖を入れて、中火で温めましょう。薄いきつね色に色づいたら火からおろし、濡れ布巾の上に鍋を置きます。
- 串に刺したいちごを鍋の中でくぐらせて、水あめで表面をコーティングします。クッキングシートにいちごをならべ、冷やし固めれば完成です。
いちごのジャム
アレンジレシピ2つ目は、いちごのジャムです。
ジャムにアレンジすれば、ヨーグルトやパンにトッピングしたり、スイーツの材料にしたり、活用の幅も広がります。
作り方をご紹介しましょう。
【材料】
- いちご 1パック(約300g)
- 砂糖 いちごの重量の半分
- レモン汁 大さじ1杯
【作り方】
- ヘタを取り除き、縦に半分にカットしたいちごをボウルに入れます。更に砂糖、レモン汁を加えてラップをし、水分が出るまで1時間程度常温で置いておきましょう。
- 鍋に1.を流し入れ、中火で熱します。煮立ったら弱火にして、煮汁が半分になるまで混ぜながら煮詰めましょう。
- 煮詰まったら、火からおろします。容器に入れて冷ませば完成です。
いちごシャーベット
アレンジレシピ3つ目は、いちごのシャーベットです。
少しの材料で作れるので、手軽に作れます。暑い季節に食べたくなるシャーベットです。
作り方をご紹介しましょう。
【材料】
- いちご 200g
- 練乳 大さじ2杯
- 飾り付け用のミント 適量
【作り方】
- ヘタを取り除いたいちごを冷凍します。
- 冷凍したいちごを半解凍し、ミキサーに入れましょう。
- 練乳を加え、ミキサーでなめらかになるまで混ぜ合わせれば完成です。お好みでミントを飾りましょう。
まとめ
いちごの保存方法のポイントは、
- 洗わない、ヘタを取らない
- 傷つけないように注意する
- 光を避ける
- 冷蔵で保存する
以上の4つです。
保存方法を守れば、冷蔵で約5日~6日程度保存できます。すぐに食べきれない場合は、冷凍保存もおすすめです。
いちご本来のみずみずしさ、甘酸っぱさを存分に味わうためにも上手に保存して、最後まで美味しく食べてくださいね。