日本本土の最西端に位置する長崎。年間を通して温暖な気候と、太陽光をいっぱいに浴びることのできる地域で、いちごの栽培適地です。
今回は、イチゴ農家の吉田さん(就農2年目)にお話を伺いました。
美味しいイチゴは「綺麗な形で、甘みと酸味のバランスが良いもの」とお話になる吉田さん。就農のきっかけやこれからのイチゴ栽培にかける想いについて伺いました!
プロフィール
【お名前】吉田 昌功(よしだ まさのり)
【栽培品目】いちご
【栽培面積】9.5アール
【就農歴】2年目(うち研修1年)
【家族構成】両親、妻、子ども3人、4月末出産予定1人
いちご農家になった理由を教えてください!
元々は調理師として居酒屋に勤めていました。自分の店を開こうかと考えていた矢先、新型コロナが流行りだし、どうなるかわからない状況になってしまいました。
そんな際、兼ねてから勤め先の居酒屋の常連さんで、同級生の山川哲治さん(同部会・就農6年目)からいちごの栽培状況についてどうかを聞いていて、
ふと、自分でも何かをしたいなという気持ちがありまして、いい機会かなと思って就農を考え始めたんです。
イチゴ農家を選んだ理由は、じつは単純で、いちごが好きだからですね!いちご狩りにもよく行っていました。
2024年のいちご人気ランキング
※2024年4月のデータ就農されて2年目とのことですが、イチゴ栽培は順調ですか?
いえ、なかなか大変なことはいっぱいです。
まず、農家として働く前に、土地を見つけることが大変でした。
イチゴ部会の部会長や先輩方、JA長崎せいひの担い手支援センターと相談しながら土地を探しました。
就農を決意したものの、正直、いい土地が見つかるか不安でした。
次に、資材高騰の煽りを受けたのも大変でした。
物価高でイチゴ栽培に欠かせないコストがどんどん値上がりになりました。部会の仲間から使わない資材を譲りうけるなど協力をいただき、なんとか凌ぎました。
そして、栽培も、大変です。
1年間の研修を受けていたのですが、その時と違い、すべての面で難しいと感じました。部会の先輩たちや指導員、県職員に教えていただきながら、試行錯誤しています。
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※2024年4月のデータ様々な逆境があったのですね。最後に、今後のチャレンジについて教えてください!
大変なこともありましたが、やりがいも感じています。
私がイチゴを育てている日吉地区は高齢化が進んでいる状況です。
自分たちの世代が農業に取り組む姿を発信しながら「若い人も農家に取り組んで楽しそうだ」と伝わるよう発信していきたいと考えています。
JA長崎せいひの公式ショップで販売しているイチゴは、ケーキや練乳などいろいろな食べ方がありますが、生で食べてもらうのが一番おいしいと思います!
イチゴ本来の味をぜひお楽しみください!