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【長崎みかん完全ガイド】栽培の歴史や美味しさの秘訣を徹底解説!

【長崎みかん完全ガイド】栽培の歴史や美味しさの秘訣を徹底解説!

令和4年度の農林水産省の調査によると、長崎県のみかんの生産量は、国内第5位となっています。みかんと聞くと、和歌山県や愛媛県を想像しがちですが、実は長崎県も日本有数のみかんの名産地なのです。

この記事では、隠れたみかんの名産地である長崎県のみかんについて紹介します。栽培の歴史や美味しさの秘訣、さらには人気品種とそれぞれの特徴まで、長崎みかんの魅力を徹底解説します!

長崎みかんの特徴

海が近く温暖な気候の長崎県では、太陽の光をたっぷりと浴びた、甘くて美味しいみかんが栽培されています。長崎みかんの大きな特徴は、コクのある甘さとさっぱりとした酸味のバランスが良い、濃厚な味わいです。果汁たっぷりで、一粒頬張ると口の中いっぱいに弾けるみずみずしさと贅沢な甘み、そしてシャキシャキとした心地よい歯応えは、一度食べたら忘れられない美味しさです。

また、長崎県では品質重視のみかん栽培を行っています。みかんの糖度や着色に関わる「マルチ栽培」を積極的に取り入れ、全国トップクラスの普及率を誇ります。手間を惜しまず、みかん畑にシートマルチを施すことで、木が健やかに育ち、味の濃いみかんが実ります。

生産量よりも味や外観などの品質を重視した長崎県のみかん栽培は、生産者一人一人の努力によって守られています。これからも美味しい長崎みかんを作り続けてもらうために、消費者として少しでもたくさんの長崎みかんを食べて、産地を応援しましょう!

長崎みかんの歴史

長崎みかんの原点は、江戸時代にまで遡ります。江戸時代、長崎県の佐世保市や平戸市では、文旦(ぶんたん)の栽培が始まったそうです。これが、長崎における柑橘類栽培の始まりだといわれています。その後、諫早市、長与町で温州みかんの栽培が開始されました。

順調に生産量を伸ばしていった長崎みかん。明治時代にはウラジオストクに温州みかんを輸出していたという記録まで残っています。

昭和36年には長崎県かんきつ振興計画が定められたのをきっかけに、長崎県内では柑橘類の栽培が更に盛んになりました。昭和49年には温州みかんの栽培面積が14,900haに達し、みかん栽培の最盛期を迎えます。

その後、オレンジ果実・果汁の輸入自由化の影響もあり、みかんの生産量は減少していきます。しかし、みかん栽培の歴史も古く、栽培技術の高い長崎県。生産量が減少した今もなお、味・品質にこだわったみかんを数多く栽培しているのです。

長崎みかんの農法とこだわり

長崎県で高品質なみかんが作り続けられている理由は、その農法にあります。ここでは、長崎みかんの農法やこだわりについて紹介します。

剪定(1月~2月)

みかんの新芽が出る前に、木を剪定します。みかんの枝に、太陽の光をしっかりと当てるために必要な工程です。

摘果(6月~8月)

みかんの木に実がなり始めたら、つき過ぎた実を切り落とします。傷がついたみかん、小さなみかんができるのを防ぎ、高品質な果実が育つように必要な工程です。

水分管理(6月~11月)

甘くて美味しいみかんにするには、水分を与えすぎないことが大切です。地面をシートで多い、雨水などの過度な水分を与えないように水分管理をします。

防除(通年)

みかんに害虫がつかないように、農薬をまきます。これは、必要に応じて通年行われる作業です。

収穫(10月~12月)

果実の色や糖度が基準を満たしたら、いよいよ収穫です。果実を傷つけないように、ハサミで慎重に収穫していきます。

長崎みかんの人気品種

丁寧な品質管理をしながら、大切に育てられている長崎みかん。そんな長崎みかんには、一体どんな品種があるのでしょうか?ここでは、長崎みかんの中でも特に人気の高い品種を4つ紹介します。

長崎味ロマン(温州みかん)

1つ目は、長崎味ロマンです。長崎味ロマンとは、JA長崎せいひで栽培されているブランドみかんです。選果基準は糖度12度と高く、誰が食べても甘くておいしいみかんだといえるでしょう。長崎味ロマンは、11月から1月頃にかけて旬を迎えます。早生・中生・晩生と、味の変化も楽しめます。

せとか

2つ目は、せとかです。せとかは1玉あたり約250g前後と大玉で、皮が薄いという特徴があります。味は非常に甘く、酸味も少なめです。12月から4月頃にかけて、旬を迎える品種です。

津の輝

3つ目は、津の輝(つのかがやき)です。津の輝とは、「清見オレンジ×興津早生(おきつわせ)」×「アンコール」をかけ合わせて生まれた柑橘です。皮はゴツゴツとしていますが、みかんのように剥きやすく、果肉がぎゅっと詰まっています。一口食べると果肉がプチッとはじけ、ジューシーで濃厚な甘さが楽しめる品種です。旬の時期は、1月から3月頃です。

不知火

4つ目は、不知火(しらぬい)です。デコポンともよばれています。不知火は、長崎県で生まれたみかんです。「中野3号」と「清見オレンジ」をかけ合わせて誕生しました。酸味が少なく、しっかりとした甘さが特徴です。糖度は13度以上あるといわれています。一般的な温州みかんよりも二回りほど大きく、食感もしっかりめな品種です。旬の時期は、露地栽培だと2月から4月頃。ハウス栽培だと12月半ばから2月頃です。

みかん狩りとその魅力

お腹いっぱい美味しいみかんが食べたい!そんなときはみかん狩りに出かけてみてはいかがでしょうか。

みかん狩りの魅力は、採りたてフレッシュなみかんが食べられることです。時間内であれば食べ放題を実施している農園もあります。美味しいみかんを好きなだけ食べられる、まさにみかん好きにはたまりません。

またみかん狩りは、他の果物狩りに比べてリーズナブルに体験できる農園も多いようです。日持ちもするので、お土産でたくさんみかんを持って帰ってきても安心です◎

みかん狩りができる農園は、長崎県内にも複数あります。気になる方は、ぜひ調べてみてくださいね!

まとめ

国内でも有数のみかんの名産地、長崎県。江戸時代から栽培が始まり、今では多数のブランドみかんを育てています。

そんな長崎県で収穫されるみかんは、恵まれた気候や高い栽培技術によって、甘みと酸味のバランスに優れた良質な味わいに仕上がっています。

長崎県に拠点を置くJA長崎せいひでは、県内で採れた新鮮なみかんを旬の時期に合わせてお届けしています。生産者のこだわりが詰まった長崎みかんを逃さずゲットしたい人は、ぜひJA長崎せいひの公式ホームページをチェックしてくださいね◎

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