秋から冬にかけての風物詩、みかん。ジューシーで甘酸っぱい果汁で、人気の果物です。
そんなみかんを美味しく保存するには、どうしたら良いのでしょうか。
この記事では、みかんを美味しさを保ったまま保存する方法や、保存のコツなどをご紹介します。
基本の3ヵ条
みかんを保存する上で、守るべき3か条があります。ひとつずつ、解説していきましょう!
ベストな保存温度: 5℃~10℃
みかんを保存するときの適温は、5℃~10度程度です。冬場の暖房が効いていない場所であれば、常温で保存しましょう。
ハウス栽培されているみかんであれば、夏にも出回ります。室温が高い夏場は、冷蔵庫の野菜室での保存がおすすめです。
冬場の保存: 常温で3週間
みかんが旬を迎える冬場であれば、常温で保存しましょう。日持ちは、3週間程度です。
先ほどもお伝えしましたが、常温で保存するときは暖房の効いていない場所(5℃~10度程度が望ましい)で。直射日光を避けて、保存しましょう。
ザルにそのまま載せておくか、通気性の良いカゴなどに入れて保存するのがおすすめです。
乾燥予防: ヘタを下にして保存
みかんのヘタを下にして保存することで、乾燥を避けることができます。
みかんのヘタの部分には軸があるため、そこから水分が抜けやすいそうです。ヘタを下にして保存すれば、みかんのみずみずしさを保つことができるでしょう。
また、みかんはヘタの周りの皮が最も硬い果物です。ヘタを下にしておけば、乾燥だけでなく果実にかかる負担も軽減できるでしょう。
2024年みかんランキング
※2024年1月~4月の売上データ野菜室での保存
室内の気温が高い時期であれば、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。野菜室で保存するときのポイントを解説します。
冷蔵庫の野菜室で2週間
みかんを冷蔵庫の野菜室で保存できる期間は、約2週間です。
保存場所がない時や暑い時期であれば、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。ただ、保存するときには気を付けなければならないポイントがあるので、以下で解説します。
注意点: 乾燥に気をつける
野菜室は、常温に比べて乾燥しやすい空間です。みかんは乾燥に弱いため、保存するときは念入りに対策をしましょう。
まず、みかんを1個ずつ、キッチンペーパーに包みます。そのままポリ袋に入れて、野菜室で保存しましょう。みかんに直接冷気があたるのを避け、乾燥を防げるはずです。
段ボールでの大量保存
手で皮を剥くだけで食べられるみかんは、とっても手軽な果物ですよね。それゆえ、段ボールで箱買いする方もいるのではないでしょうか。
ここからは、みかんを段ボールで購入したときの保存方法をご紹介します。
段ボール内の通気性を保つ方法
段ボール内は、常に通気性の良い状態を保ちましょう。湿度が高いと、みかんが傷む原因になります。
通気性を保つために、まず段ボールの中からみかんを全て取り出します。その後、底に新聞紙を敷いて、みかんを並べましょう。
上から更に新聞紙を重ね、もう一段みかんを並べていきます。みかんが潰れてしまわないように、重ねるのは2段までにしておくのがベストです。
また、段ボールの底に穴を開けておくのもおすすめです。通気性が更に良くなるでしょう。
1週間ごとのみかんの入れ替え
段ボールで保存しているみかんは、1週間を目安に場所を入れ替えるようにしましょう。
この時、傷んでいるみかんがあれば取り除いてください。傷んでいるみかんと一緒に保存すると、新鮮なみかんも傷みやすくなるからです。
冷凍保存の便利さ
もっと長く美味しく、みかんを保存したい!それなら、冷凍保存はいかがでしょうか。
みかんを冷凍すれば、約1か月~2か月程日持ちするそうです。また冷凍みかんは、通常のみかんに比べて甘みを感じやすく、白い筋の食感やえぐみも和らぐといわれています。みずみずしさをキープするなら皮ごと、食べやすさを重視するなら皮を剥いて冷凍しましょう。
シャリっとしたシャーベットのような食感が、クセになるはずです。長期保存できるうえに美味しく食べられる冷凍みかんも、ぜひ試してみて下さいね。
まとめ
みかんの保存術をご紹介しました。
みかんは、
- 5℃~10℃ほどの常温で保存する
- 野菜室に入れるなら乾燥に気を付ける
- ヘタを下にして保存する
といった保存のポイントがあります。上手に保存すれば、2週間~3週間程度、日持ちするでしょう。みかんの美味しさを守るためにも、ぜひ意識してみてくださいね。
また、もっと長期間保存するなら、冷凍保存がおすすめです。1か月~2か月程度、鮮度を保って保存できます。
ジューシーで甘酸っぱいみかん。ぜひ適切に保存して、最後まで美味しく食べきりましょう。