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みかんの旬はいつ?産地別の時期や食べ頃の見分け方をご紹介!

みかんの旬はいつ?産地別の時期や食べ頃の見分け方をご紹介!

みかんは冬の果物として人気がありますが、実は品種や地域によって旬の時期が異なります。旬の時期を理解しておくことで、より美味しくて栄養豊富なみかんが味わえますよ◎

この記事では、みかんの旬の時期や美味しいみかんの見分け方、保存方法、おすすめのレシピなどを紹介します。旬のみかんを存分に楽しみたい方は、ぜひ最後までチェックしてくださいね!

みかんの旬はいつ?

みかんといえば冬のイメージですが、実際の旬はいつなのでしょうか?ここでは、一般的に「みかん」と呼ばれている温州みかんの品種ごと、産地ごとの旬の時期を見ていきましょう!

品種別のみかんの旬

一般的なみかんの旬は冬であり、11月から3月頃までが出荷量が多くなる季節です。しかし、品種によっても収穫時期が異なるため、旬の時期も品種によっても変わってきます。

みかんの品種はたくさんありますが、収穫時期で分類すると4つに分られます。それぞれの呼び名と旬の時期は、次のとおりです。

  • 極早生(ごくわせ)みかん:9月〜10月頃
  • 早生(わせ)みかん:10月〜12月頃
  • 中生(なかて)みかん・普通みかん:11月〜12月頃
  • 晩生(おくて)みかん:12月〜3月頃

また、ハウス栽培によって生産される「ハウスみかん」は、5月から9月頃に旬を迎えます。

産地別のみかんの旬

日本には、みかん栽培を盛んに行っている産地がたくさんあります。令和5年度における温州みかんの生産量ランキングトップ5の産地は以下の通りです。

  • 1位:和歌山県
  • 2位:愛媛県
  • 3位:静岡県
  • 4位:熊本県
  • 5位:長崎県

では、この5つの産地別に、みかんの旬はいつなのか見てみましょう。

               
主な栽培品種 旬の時期
和歌山県 極早生〜晩生 9月〜1月頃
愛媛県 早生〜晩生 10月〜2月頃
静岡県 晩生 11月〜3月頃
熊本県 極早生〜早生 10月〜12月頃
長崎県 極早生、早生、普通 10月〜3月頃

このように、みかんの旬は産地によって微妙に異なり、早いところでは9月頃から出荷がはじまります。長崎県では、温暖な気候と伝統技術を活かし、10月から3月にかけての約半年間にわたって美味しいみかんを出荷しています。様々な品種をリレー形式で収穫しているため、時期ごとに違った美味しさのみかんを楽しむことができます。

旬のみかんの食べ頃サイン

みかんの食べ頃サインは、皮やヘタ、重さで見極めましょう。食べ頃を迎えた美味しいみかんの特徴は以下の通りです。

  • 皮の色が濃く、表面のツブツブがきめ細かい
  • ヘタが小さく黄緑色
  • 見た目の大きさよりも重量感がある
  • 皮が薄い

このような特徴のあるものは、みずみずしくて甘いみかんの可能性が高いでしょう。房が詰まっていて味も濃く、旬のみかんの美味しさを堪能できますよ。

旬のみかんを美味しいまま日持ちさせるには、通気性の良いカゴのような容器に新聞紙やキッチンペーパーを敷き、ヘタを下にして風通しの良い涼しい場所で保存しましょう。

冷蔵保存する場合は、一つずつキッチンペーパーで包んでからまとめてビニール袋に入れ、野菜室で保存します。

みかんに含まれる栄養素や健康や美容に役立つ成分

果物の中でも低カロリーで食物繊維も含まれるみかんは、ダイエットにもおすすめの果物です。みかんに含まれる栄養成分には以下のようなものがあります。

  • 糖質
  • 食物繊維
  • ビタミンB群(ビタミンB1、葉酸など)
  • ビタミンC
  • カリウム
  • カルシウム
  • マグネシウム
  • 亜鉛
  • β−カロテン
  • β−クリプトキサンチン
  • ヘスペリジン

体内の水分や塩分のバランスを調整するカリウムは、高血圧の予防・改善に役立つ栄養素。コラーゲンの生成に欠かせないビタミンCは肌や髪、血管の健康を維持します。葉酸は赤血球の生成に関与するほか、胎児の正常な発育に欠かせないため妊娠を希望する方や妊娠中の方は十分に摂取したい栄養素です。

β-カロテンやβ-クリプトキサンチンは、みかんのオレンジ色の色素成分で「カロテノイド」の一種。体内でビタミンAに変換されるほか、抗酸化物質として老化防止に役立ちます。

さらにみかんの薄皮や白い筋に多く含まれるヘスペリジンには、血流促進や血圧上昇抑制など多くの機能性が確認されています。

旬のみかんを使ったおすすめレシピ

ここからは、旬のみかんを使ったおすすめレシピを紹介します。頂き物などでみかんがたくさん手に入った際は、ぜひお試しください◎

大根とみかんのサラダ

大根とみかんは意外に相性の良い組み合わせです。みかんのさわやかな風味と大根の食感で、箸も進みます。

  1. 皮をむいた大根は、ピーラーで薄くスライスする
  2. みかんは皮をむいて房をばらし、薄皮を取り除く
  3. 大根とみかんを混ぜ合わせ、ドレッシングで和える

ドレッシングはお好みのもので構いませんが、フレンチドレッシングがおすすめですよ。

ホットケーキミックスで作るみかんケーキ

ホットケーキミックスで手軽に作れるみかんケーキは、ふだんのおやつにもぴったり。みかんを刻んだ際に出た果汁も使用しますが、水分が足りないようであれば牛乳を加えてみてくださいね。

  1. 皮をむいたみかんを、薄皮ごと細かく刻む
  2. 1をボウルに入れ、卵と溶かしバター、はちみつを入れてよく混ぜる
  3. 2にホットケーキミックスを入れさっくりと混ぜ、フライパンで焼く

あつあつでも美味しいですが、一晩寝かせると味がなじみ、食感もしっとりしてより美味しくいただけますよ。

みかんジャム

みかんジャムは皮ごと作る方法と、皮をむいて作る方法がありますが、子どもも食べやすい皮むきのレシピをご紹介します。

  1. みかんを横半分にカットし、スプーンで果肉を取り出す
  2. 鍋に砂糖と共に入れて強火にかけ、沸騰したら弱火にする
  3. 焦げないようにかき混ぜながら、煮詰めていく

途中アクが出てくるので、取り除いてくださいね。1 の過程は、皮をむいたみかんをフードプロセッサーやミキサーで滑らかになるまでかくはんしても良いでしょう。

みかんジャムは冷蔵庫で約2週間、冷凍庫で約1ヶ月保存できます。パンに塗るだけではなくヨーグルトに入れたり料理に使ったりして楽しんでくださいね。

まとめ

この記事では、みかんの旬についてご紹介しました。みかんは品種や地域によって旬の時期が異なりますが、一般的には冬が旬です。寒い冬に、暖かい部屋でみかんを食べるイメージそのものの果物であるといえますね。旬のみかんは美味しいだけでなく、ビタミンCやカリウム、ヘスペリジンなどの健康や美容に役立つ成分がたっぷり含まれています。

そのまま食べてももちろん美味しいのですが、いろいろなレシピで旬のみかんを存分に味わいましょう!

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