夏といえば、さっぱりとした果物が食べたくなりますよね。でも、スーパーで売っている果物は、どれも同じようなものばかり。そんなあなたにおすすめしたいのが、長崎びわです。長崎びわは、日本で唯一栽培されている希少な果物で、甘酸っぱい味とジューシーな食感がクセになります。しかも、栄養価も高くて健康を意識したい方にもおすすめです。
この記事では、長崎びわの魅力を知る旅をご紹介します。あなたも一度、長崎びわの世界に足を踏み入れてみませんか?
長崎びわはなぜ人気?旬の時期や産地、美味しく食べる方法も紹介!
長崎びわはびわの中でも人気が高い品種として知られています。しかし、なぜ人気が高いのでしょうか。ここでは、長崎びわの特徴や産地、旬の時期を詳しく解説します。
長崎びわとは?なぜ人気があるの?
長崎びわはとは、長崎県で栽培される「長崎早生(ながさきわせ)」「茂木(もぎ)」「福原早生」「なつたより」などの品種の総称のことを指します。
長崎県は、全国的に見てもびわの生産量が高いのが特徴です。温暖な気候で、温暖な地域で栽培されており、サイズが大きく新鮮です。また、他の産地に比べて糖度が高く、皮が柔らかいので、食べやすいのも魅力の一つです。
長崎びわの特徴をチェック!どんな食感や味なの?
長崎県で作られるびわは、果汁がたっぷりでジューシーな食感が魅力です。品種ごとの特徴は下記です。
長崎早生
長崎早生は、糖度が高いのが特徴です。サイズも40gと小ぶりなので、一口でパクパク食べられます。また、他の品種に比べて皮が剥きやすいという魅力もあります。
茂木
茂木びわは、主に西日本を中心に栽培されている品種です。長崎早生と同様にサイズが小さく、黄色っぽい見た目をしています。香りが高く、一口食べると口の中に甘みが広がります。酸味が少ないため、果物特有の酸っぱさが苦手な人にもおすすめです。
福原早生
福原早生は、サイズが大きいびわです。成長途中で地面に落ちてしまわないように、ハウス栽培で一つ一つ丁寧に保護されて作られています。果汁が溢れるくらいジューシーで、くどくないさっぱりとした甘みが味わえます。
なつたより
なつたよりは、果肉が柔らかく、糖度が高いのが特徴です。酸味も少なく、そのまま生で食べるのに適しています。サイズが大きく、果汁もたっぷり含まれています。
長崎びわの旬の時期は?
長崎びわの旬の時期は、露地栽培とハウス栽培によって異なります。露地栽培の場合は、5〜6月に収穫されます。一方、ハウス栽培の場合は早くて1〜2月ごろに収穫されるものもあります。
長崎びわに含まれる栄養と期待できる効能
ここでは、長崎びわに含まれる栄養と期待できる効果について解説します。
2024年びわランキング
※2024年1~5月のデータ長崎びわに含まれている栄養と期待できる効能
長崎びわに含まれる栄養は下記です。
βカロテン
体内でビタミンAに変換される栄養素です。活性酸素の発生を抑えてくれ、粘膜の健康を維持してくれます。
カリウム
体内の余分な塩分を外に排出してくれます。普段塩分の多い食事が多かったり、高血圧が気になる方は積極的に摂取したい栄養素です。
βクリプトキサンチン
βクリプトキサンチンは、βカロテンと同様に体内でビタミンAに変換されます。骨粗しょう症などのリスクを抑えてくれる効果が期待できます。
食物繊維
食物繊維は、便秘の解消を助けてくれる栄養素です。野菜にも食物繊維が含まれていますが、たくさん食べるのは難しいところ。びわなら甘くてさっぱり食べられます。
1日に食べる個数の目安は?
びわを一日に食べる量は、3〜5個と言われています。びわは栄養がたっぷり入っていますが、食べすぎると逆に体調を崩してしまうので注意が必要です。
長崎びわを食べる際の注意点は?
びわを食べすぎると、消化不良で腹痛を引き起こす可能性があります。また、びわには水分が多く含まれており、お腹が冷えて下痢になってしまうこともあるので、1日に食べる量を超えないようにしましょう。
長崎びわのおいしい食べ方とレシピを紹介!
ここでは、長崎びわの美味しい食べ方とレシピを紹介します。
長崎びわはそのまま食べるのがおすすめ!
長崎びわは、糖度が高くて酸味が少ないものが多いです。また、皮が柔らかくで剥きやすいので、そのまま生で食べるのがおすすめです。びわは寒さに弱いため、常温保存するケースが多いですが、冷えたものが食べたい場合は、食べる直前の1時間前くらいに冷蔵庫に入れておくと、美味しい状態で食べられます。
長崎びわを使った簡単で美味しいレシピ紹介
甘みが強い長崎びわの美味しさを生かすなら、できるだけ果肉の部分を残したお菓子作りがおすすめです。ここでは、「びわゼリー」「びわコンポート」の簡単レシピを紹介します。
びわゼリー
▼材料
- びわ 1個
- グラニュー糖 200g
- ゼラチンパウダー 10g
- 水 1/2カップ
- レモン汁 適量
▼レシピ
- :びわを水でよく洗って皮を剥き、種を取る
- :フードプロセッサーでピューレ状態にし、レモン汁を加える
- :別の容器にゼラチンパウダーと水を入れてふやかす
- :ボールにびわのピューレとグラニュー糖、溶かしたゼラチンを加えて混ぜる
- :型に入れて冷蔵庫で2〜3時間ほど冷やし固める
びわのコンポート
▼材料
- びわ 5〜6個
- 砂糖 70g
- 水 500CC
- レモン汁 適量
▼レシピ
- :びわを水で洗い、半分にカットする
- :皮を取り除く
- :鍋に水とびわ、砂糖を入れて弱火で3〜5分加熱する
- :出てきた灰汁(あく)を取り除く
- :鍋の火を止めて容器に移す
まとめ
今回は、長崎びわについて解説しました。長崎びわは、「長崎早生」「茂木」「福原早生」などの品種のことを指し、糖度が非常に高いのが特徴です。皮も剥きやすいので、びわをあまり食べ慣れていない方にもおすすめです。記事を参考に長崎びわを食べてみてください。