びわは夏の果物として人気がありますが、びわの産地についてはあまり知られていません。びわの産地はどこなのでしょうか?びわの産地にはどんなびわがあるのでしょうか?びわの産地にはどんな歴史や文化があるのでしょうか?
この記事では、びわの産地に関する興味深い情報をお届けします。びわの品種や特徴、栽培方法や収穫時期、レシピや食べ方、魅力や健康効果など、びわにまつわるさまざまな話題をご紹介します。
びわの主な産地は?旬の時期と合わせて解説
びわの代表的な産地や品種と特徴を解説します。
びわの主な産地
びわの主な産地は、長崎県・鹿児島県・愛媛県・千葉県です。これらの都道府県は、他の都道府県に比べて日照時間が長く、1年間を通して温暖な気候なので、びわが育ちやすい環境が整っています。
びわの旬の時期
露地栽培とハウス栽培の2つの方法で栽培されていますが、それぞれ収穫時期が異なります。露地栽培は5〜6月ごろに出荷され、ハウス栽培の場合は1月〜2月ごろに収穫・出荷されるものもあります。できるだけ早いシーズに食べ始めたいなら、ハウス栽培のびわを狙うのがおすすめです。
びわの品種と特徴
びわの産地を解説しましたが、ここではびわの品種と栽培されている地域、特徴を紹介します。
2024年びわランキング
※2024年1~5月のデータ茂木(もぎ)
茂木(もぎ)は、長崎県茂木市で作られている品種です。また、長崎県だけではなく、西日本全域で幅広く作られています。重さは40~50gほどあり、他のびわと比べて少し大きいのが特徴です。酸味が少なく、しっかりとした甘さを楽しめます。
田中(たなか)
植物学者の田中芳男が長崎県からびわの種を持ち帰り、東京で栽培を始めたことからこの名前がついています。サイズは60gほどで、形が整っています。食感は少し固めで、酸味と甘みのバランスが良く取れているのが魅力です。初めてびわを食べる方におすすめです。千葉県や香川県で栽培されています。
大房(おおふさ)
大房は、サイズが非常に大きいびわの品種です。100gほどあり、しっかりとした食べ応えが欲しい方におすすめです。酸味が少なく、甘みが強いのが特徴。果汁も豊富なので、かぶりつくと口の中でじわっと広がります。主に千葉県の南房総市で栽培されています。
長崎早生(ながさきわせ)
長崎早生(ながさきわせ)は、長崎県と鹿児島県で栽培されているびわです。少し小ぶりなサイズなので、食べやすいのが特徴です。また、他のびわに比べて糖度が非常に強く、食感が柔らかいのが魅力です。寒さに弱いためハウス栽培で育てられるケースが多いですが、産地によっては収穫時期が早いことがあります。
瑞穂(みずほ)
瑞穂(みずほ)は、千葉県で栽培されているびわです。大房と同じようにサイズが大きく、食べ応えがあります。果汁が豊富で、しっかりとした甘みがあるのが特徴です。爽やかな香りがあるので、びわのおいしさをバランスよく楽しみたい方におすすめです。
なつたより
なつたよりは、長崎県で栽培されているびわの品種です。丸っぽい形をしており、果肉が柔らかいのが特徴です。ジューシーな口当たりと甘みを楽しめます。
びわの簡単レシピ
最後にびわを使った簡単レシピを紹介します。産地や品種によってびわの酸味や甘さが異なるので、砂糖やはちみつなどの調味料を使う場合、味見しながら調整するのが良いでしょう。
びわジャム
▼材料
- びわ 2〜3個
- 砂糖 300g
- レモン果汁 適量
▼レシピ
- :びわを洗って水気を拭き取り、皮や種を取って小さくカットする
- :びわを鍋に入れ、中火で加熱する
- :びわが柔らかくなったら、砂糖とレモン果汁を加える
- :弱火にして、びわが溶けるまで煮詰める
- :煮詰めたジャムを瓶に移動して冷ます
びわゼリー
▼材料
- びわ 1個
- グラニュー糖 200g
- ゼラチンパウダー 10g
- 水 1/2カップ
- レモン汁 適量
▼レシピ
- :びわを水でよく洗って皮を剥き、種を取る
- :フードプロセッサーでピューレ状態にし、レモン汁を加える
- :別の容器にゼラチンパウダーと水を入れてふやかす
- :ボールにびわのピューレとグラニュー糖、溶かしたゼラチンを加えて混ぜる
- :型に入れて冷蔵庫で2〜3時間ほど冷やし固める
まとめ
今回は、びわの産地と品種について解説しました。びわは、鹿児島県や長崎県など暖かい地域で作られることが多いですが、ハウス栽培を用いることで、千葉県でも多く栽培されています。また、産地によって様々な品種が作られており、自分の好きな味や食感を選べます。記事を参考に美味しいびわを見つけてみてください。