スーパーで売っている牛肩ロース。普段なんとなく食べていると、あまり意識したことがないかもしれませんが、牛のどの部位の肉かご存知でしょうか。この記事では、牛肩ロースのがどの部位にあたるのか、特徴や固さについて解説します。また、おすすめの調理方法についても解説するので、牛肩ロースの魅力について、ぜひこの記事で探求してみてください。
牛肩ロースとは?
牛の肩〜背中にかけての肉をロースといいます。肩ロース・リブロース・サーロインといいます。柔らかくて霜降りがあるので、うまみが味わえます。シンプルにステーキにするのも良いですが、様々な料理にも使えるのも魅力です。
牛肩ロースの部位と特徴
ここでは、牛肩ロースの部位や特徴について解説します。
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※2024年1~8月のデータ牛肩ロースはどこの部位?
牛肩ロースは牛の肩のすぐ上にある部位です。左から肩ロース・リブロース・サーロインの順番です。
牛肩ロースの特徴
リブロースは柔らかな肉質や脂肪が楽しめます。サーロインはきめ細かい肉質ととろけるような食感です。一方、この2つに比べて牛肩ロースは少し食感が固めで、濃厚なうまみが楽しめます。
牛肩ロースは国産はもちろん、アメリカやオーストラリア産のものも多くスーパーで販売されています。
牛肩ロースの選び方
ここでは、牛肩ロースの選び方を解説します。
色が鮮やかなもの
色が鮮やかな赤色をしているものを選びましょう。くすんでいたり、色が変色しているものは、できるだけ選ばないようにしてください。また、脂の部分の色ができるだけ白っぽい色のものを選びましょう。
ツヤがあって乾燥していない
ツヤがあってみずみずしいものを選びましょう。牛肩肉の表面をチェックした時、乾燥しているものは購入を避けた方が良いです。また、脂と赤い実の部分がしっかり分かれているかもチェックしてみてください。
ドリップがでてない
牛肩肉が入っているトレーに赤色の水が溜まっていることがあります。これは「ドリップ」と呼ばれるもので、中にはうまみ成分が含まれています。このドリップが外に出ていると、肉に含まれるうまみが少なくなっており、焼いてもパサパサとした食感になることがあります。できるだけドリップが出ているものは選ばないのがおすすめです。
牛肩ロースのおすすめの調理方法
牛肩ロースの調理法は厚さによって決めるのがおすすめです。例えば、薄切りの状態なら、すきやきやしゃぶしゃぶなどがおすすめです。少し厚さがあるなら、ビーフシチューなどの煮込み料理、しっかりとした厚さがあるならそのまま焼いてステーキで食べるのが良いでしょう。
牛肩ロースに含まれる栄養
ここでは、牛肩ロースに含まれる栄養について解説します。
タンパク質
牛肩ロースには、タンパク質が多く含まれています。タンパク質は、人の髪や爪、臓器を作るのに必要な栄養素です。エネルギー源にもなっており、タンパク質が不足すると、体が疲れやすくなったり、食欲がわかなくなってしまうこともあります。
ビタミンB1
ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変える栄養です。不足してしまうと、食欲がなくなったり疲労が蓄積することがあります。ビタミンB1は肉に多く含まれていますが、豆類でも摂取できます。
牛肩ロースの保存方法
ここでは、牛肩ロースの保存方法を冷蔵保存と冷凍保存に分けて解説します。
牛肩ロースを冷蔵保存の方法
- 牛肩ロースの水分をとる
- ラップの上にのせて空気が入らないように包む
- 保存袋に入れて冷蔵庫へしまう
牛肩ロースを冷蔵保存する時の注意点
- 肉が空気にふれると酸化してしまうので、空気が入らないようにラップで包んでください
- もし、自宅の冷蔵庫にチルド室があればそこで保存しましょう
牛肩ロースの冷凍保存の方法
<薄切りの牛肩ロースの冷凍保存方法>
- 牛肩ロースの水分をとる
- 牛肩ロースが重ならないように広げてラップに包む
- 冷凍保存できる保存袋に入れて冷凍庫へしまう
<厚切りの牛肩ロースの冷凍保存方法>
- 牛肩ロースの水分をとる
- 牛肩ロースが重ならないように広げてラップに包む
- アルミホイルを全体に巻きつける
- 金属トレーに載せて冷凍庫で凍らせる
- 肉が凍ったら金属トレーを外して冷凍庫へしまう
牛肩ロースを冷凍保存する時の注意点
- 牛肩ロースの水分が残っていると冷凍した時に腐ってしまう可能性があるので注意しましょう
- 1回分ずつ分けて冷凍保存すると料理する時に使いやすくなります
まとめ
今回は、牛肩ロースについて解説しました。牛肩ロースは、他の部位に比べて少し食感が固めです。ただし、赤身と脂のバランスが良いので薄くカットしていればすき焼き・しゃぶしゃぶに最適です。また、分厚くカットしているものであればステーキにしても美味しく食べられます。タンパク質やビタミンB1も含まれているので栄養価が高いのも魅力です。記事を参考に牛肩ロースを美味しく食べてみてください。